10月7日-10日の4日間、オーストラリアシドニーにおいて、Migration Institute of Australia (MIA) 主催のMigration Conference 2010 会議へ参加してきました。オーストラリア国内では、オーストラリアビザコンサルティングに従事するにあたり必ず、Migration Agentという資格が必要になり、彼らはその資格保有のために随時変更となる移民法の動向やスキルアップのための勉強が義務づけられております。 毎年1度全国規模による会議が開催され、今回は海外からも参加が可能と伺い日本から思い切って参加してみました。参加者は200名近くであり、私1人が海外からの参加者のようでした。日本人は・・・・?4日間で出会ったのは3名のみ。2人がMigration Agentで1人は弁護士の方でした。それぞれのビジネスにおける経験談は非常に刺激になり、東京でのオペレーションをしている私にとって非常に大きなサポーターとなりました。 このビジネス、やはり移民してきた人が多く従事していることも実感できます。アジア系、中東系などなど。。。それぞれの母国の方をサポートするには大きな役割です。
会議は毎日、様々なトピックスで非常に充実した内容で、移民大臣の挨拶から開催となり、最近の人口政策、移民政策の動向、労働市場の動向、そして、実際変更のあったビザクラスのレビュー、参加者による多岐にわたるビザクラスについての円卓会議などなど。個人的にとても興味深いディスカッションは「オーストラリアはラッキーな国?それとも差別的な国?」というパネルディスカッションでした。 多くの国から移民してきた多文化によって社会が構成されています。幼少のころに様々な理由で移民してきた人たちが自身の体験をふまえた非常に現実的な内容を語って下さいました。結論からは「オーストラリアはラッキーな国。私たち移民にも多くのチャンスを与えてくれた」 とのことです。 レバノンから家族で移民し、勉強を続け、弁護士になった方は今期、NSWの議員になり、パネリストとしてご自身の体験を語って下さいました。また、参加者としてきいていた方はもともと南アフリカからの白人弁護士で、彼はあのアパルトヘイトの壮絶な体験を静かに語り、オーストラリアがいかに豊かな国であるかということを冷静に説明しました。実体験を語るその雰囲気は非常に重々しいものでした。このような事を経て夢が実現するのもはやりオーストラリアの寛大な社会であるがゆえと実感します。
また、もう1つの関心ごとである難民政策についてのレクチャーもありました。 弁護士の方がおもに人権援護に関する支援をしており、彼女が実際オーストラリア移民を夢見て長期にわたり待機している難民たちを訪問したドキュメンタリー映画などが放映されました。この映画は非常にショッキングな内容でした。UNHCRに難民認可されても、いまだずっと待機しなければならない先のない人生に落胆している人々は現代のみえない問題が浮き彫りになった気がしました。http://deepblueseafilm.wordpress.com/
移民政策とは・・・ということをあらためて考えさせられた4日間でした。 かつての上司や、元同僚にもシドニーにて再会し、オーストラリア国内における需要、そして、問題点など、多くの近況を語ることで、非常にエキサイティングな時間となりました。今回は多くの新しい出会いがあったことが何よりも収穫です。 オーストラリアは現在、非常に景気がよく、物価上昇はうなぎのぼりです。このような中で、ビジネス活性化はまだまだ続きそうです。 日本からの渡航者数は年々減少というニュースがきかれるものの、企業進出の波は元気であり、そして、もっと皆さんにもオーストラリアの魅力を感じてほしいと思いました。 前回は政府のトレーニングで渡航して以来、4年ぶりのオーストラリアでしたが、非常に有意義であり、今後にむけてよい時間となりました。