トランプ政権は6月11日に新たに始動する「ゴールドカード」構想の公式ウェブサイトを正式に立ち上げました。このウェブサイトでは、関心のある人々が「アクセスが可能になった瞬間に通知を受け取る」ための登録フォームを提供しています。
しかし、現実としてこの法律が成立するためには数々のプロセスがあることが事実でありますため、現状をお伝えいたします。
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現時点では、「ゴールドカード」プログラムの存在を正式に確立するような法律、政策の更新、または大統領令は発令・施行されていません。
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現在、EB-5投資移民プログラムは議会により承認され、運用中であり、米国永住権への迅速な取得手段として機能し続けており、現在も毎日申請は受理されています。
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EB-5プログラムは法律に基づいた制度であり、数十年にわたる先例に支えられ、確立されたインフラを通じて運用されており、2022年3月の「EB-5改革・誠実法(RIA)」により2027年9月30日まで議会によって完全に再承認されています。
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投資家が2026年9月30日までにI-526E(条件付きグリーンカード)申請を行った場合、**グランドファザー条項(既得権保護)**の対象となります。これは、たとえEB-5プログラムが将来的に終了したとしても、申請済みの申請者については米国市民権・移民局(USCIS)が引き続き審査を継続しなければならないという法的保護を意味します。
その為、現時点では「ゴールドカードが現法律であるEB-5にかわるもの」ではないこと、かつ、根本としてまだ法律が制定されていない、というのが事実のため、不透明な部分は多くあるというのが現状です。
しかし、こうして段階的に新しい投資家ビザ制定に動いているトランプ政権についてはこの移民法に限らず、関税含めても、いつ、何をするかわからない、というのが業界含めての見解のため、より確実に現状の投資金額(80万㌦)で着実にグリーンカードを取得希望する方については、迅速に行動にうつし、申請を実施することが何よりの対策としか言えない状況です。
・EB-5プログラムがなくなる可能性(まず2027年9月30日までは不可能というのが業界の判断です)
・いつからこのゴールドカードが始まるか
・どちらも存在することになるのか?
日本国内におけるメディアや情報のメインは日本語であるためかなり限られており、どのくらいの申請者がグローバルに現在申請をしているかなど想像はつかない状況と思いますが、アメリカ移住を選択する方にとっては非常に重要な時期となります。
弊社サポートしている申請者も昨年申請した方が10か月とかなり早いペースで第一段階の許可(I-526)を受けており、こうした状況をふまえるとまずはタイミングを逃さない為の方策をぜひ検討してほしいと願います。
EB-5とトランプ政権のゴールドカードについての詳しい説明はこちらからご覧ください。
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