<重要> オーストラリア就労ビザ(482) 7月1日より最低給与価格 変更

オーストラリア政府は7月1日新会計年度より就労ビザ(482)取得の際に必要となる、最低給与価格の変更をすでに3月に発表しています。人件費が世界的にみても高い国になりますが、就労ビザにおける所得基準が4.6%引き上げられます。これは、年間平均週給(AWOTE:Average Weekly Ordinary Time Earnings)の変化に沿ったものです。この措置は、「移民戦略」で示された公約を実行するものであり、「移民見直し」によって推奨されました。

所得基準は毎年指数連動で改定されており、技能移民の賃金がオーストラリアの労働者と同様の割合で増加するようになっています。これにより、技能移民がオーストラリア人労働者の賃金を引き下げる手段として利用されることを防ぎます。

2025年7月1日以降、指数改定により以下の変更が適用されます:

コアスキル所得基準(CSIT:Core Skills Income Threshold) は、73,150豪ドルから 76,515豪ドル に引き上げられます。  これは、「スキル需要ビザ(サブクラス482)」のコアスキル・ストリームおよび「雇用主指名制度ビザ(サブクラス186)」の指名申請に影響を与えます。

スペシャリストスキル所得基準(SSIT:Specialist Skills Income Threshold) は、135,000豪ドルから 141,210豪ドル に引き上げられます。これは、「スキル需要ビザ(サブクラス482)」のスペシャリストスキル・ストリームの指名申請に影響を与えます。

一時的技能移民所得基準(TSMIT:Temporary Skilled Migration Income Threshold) は、「雇用主支援地方ビザ(サブクラス494)」および「地方雇用主指名移住制度(RSMS:サブクラス187)」に使用されており、73,150豪ドルから 76,515豪ドル に引き上げられます。これはCSITに合わせたもので、関連法案の承認を条件としています。

2025年7月1日以降の新しい指名申請 は、新しい該当所得基準 または 年間市場賃金水準(Annual Market Salary Rate:AMSR) のいずれか高い方を満たす必要があります。

オーストラリア内務省 原文 ⇒ こちらへ

オーストラリア就労ビザについて ⇒ こちらへ