アメリカトランプ大統領は12月10日についに「ゴールドカード受付開始した」とSNSで発信し、いよいよ本当に始まったようです。通常移民法は議会承認による法改正となりますが今回は大統領令として施行した状況であり、まだまだ不透明な点も多い印象です。既存の投資家ビザ(EB-5)との違いについてもあまり理解されていない点も多いと思いますので概要として比較表を提示いたします。この2種類のビザは現段階では「平行」運用されたことになり、少なくともEB5の時限法終了2027年9月までは2つのビザが存在するとみています。一般的にEB-5は制度上最終的な10年グリーンカード取得するまでは6-7年かかる予測ですが、すぐにでも取得したいという意欲の申請者向けにゴールドカードは「数週間で結果を出す」と報道はしています。但し、現実的にはそれほど甘くはないと想定され、少なくとも、アメリカ国外におけるプロセスは長期化する可能性があり、まだだいぶ不透明な点は多くあると感じています。加えて、各自100万ドル必要の為、家族の場合は相当な費用がかかります。EB-5は30年以上運用してきた歴史や法制度も特に2022年3月以降確立され、最も大きな違いである「投資=元本返金を目標としている」という点から今後受付終了の2026年9月30日までは相当な数が見込まれると世界中で予測されています。
アメリカ移民政策はトランプ大統領就任以降、本当に翻弄されている状況であり、何の選択をとるにしてもある程度の覚悟が必要ということも感じています。不確実性が増す昨今において、報道に惑わされず家族にとって最善策を検討してほしいと願います。
| 投資家ビザ | トランプゴールドカード | |
| ビザ種類 | EB-5 | EB-1/2 |
| 法律 | 議会による承認 | 大統領令 |
| 投資資金 | 80万USドル | 個人100万USドル |
| 扶養家族 | 配偶者+20歳以下含められる | 各自1名につき資金必要 |
| 資金形態 | 投資目的
プロジェクト終了後、一定の要件満たしたあと償還予定 |
寄付
返金なし |
| 申請場所 | アメリカ国外・国内から可能 | アメリカ国外からのみ |
| 資金用途 | 雇用創出 | 赤字削減 |
| 注 | 時限法
2027年9月30日まで (申請は2026年9月30日まで) |
500万ドルのプレミアビザ 詳細は確定次第発表予定 |
*複数のlaw firmの記事を確認した上で、上記の情報提供となりますが、まだゴールドカードについては不透明な部分が多く、 あくまでも12/10日現時点での情報となります。
AOMではEB-5を対応しておりますので、ご関心がある方はお気軽にお問合せフォームよりご相談下さい。

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