オーストラリア政府モリソン首相は3月19日に会見し、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、2020年3月20日(金)の午後9時(オーストラリア東部時間)より、以下に記載ある方を「対象外」として全ての方々がオーストラリアへの入国禁止を発表しました。
<現在入国可能な方>
・オーストラリア国籍またはオーストラリア永住ビザ保持者、その近親者
・オーストラリアに居住するニュージーランド国籍
・ニュージーランドへ乗り継ぎを行うニュージーランド国籍
・自国に向けてオーストラリアで乗り継ぎを行う太平洋島嶼国の国籍
また、以上の方は乗り継ぎ者を除きオーストラリアへ入国可能ですが、14日間の自己隔離が必須です。
つまり、例として現在オーストラリアビザ保持者で日本などにいらっしゃる方で渡航検討していた方も入国がすべて不可となります。(学生ビザ、就労ビザ、退職者ビザなど永住ビザ以外)
また、現在保持しているビザの有効期限はかわりませんので、そのまま利用可能です。ただし、この入国措置期限中にビザが失効した場合はあらたなビザ申請は必要となります。
オーストラリア国内にいらっしゃる方も同様であり、滞在中に失効する可能性がある方は現地でなんらかのビザ申請をして滞在を維持するかビザ期限失効前に出国が必要となります。
現時点では、オーストラリア内務省(移民省)からビザ申請や審査の中止などの告知はありませんので申請は可能となっていますが、この状況のため遅れが生じることは十分可能性があることをご理解ください。
この措置は一時的と想定していますが、いつまで継続するかは今後の状況次第となります為、最新情報は以下などのホームページをご確認の上、随時対応下さい。
<特別な事情がどうしてもある場合、適用除外>
ABF(オーストラリア国境警備局)局長は、以下に該当する方に対して、現在取られている渡航規制措置について、
上記以外の追加事由による規制の適用除外を検討する可能性があります:
外国籍者で、オーストラリア連邦政府の招聘により COVID-19 対応への支援目的で渡航する方、もしくはその入国が国益に資する方
航空機による救急搬送や物資供給を含む重要医療サービスで、海外の港・空港から定期的にオーストラリ
アに到着しているもの
重要スキルを有する者(例:専門医、エンジニア、船舶の水先案内人および乗務員)は例外的に個別で適用除外される可能性があります
オーストラリアに赴任している外交官で、現在オーストラリアに居住している者とその近親者
人道的な理由または酌量すべき事情により、個々の案件を検討したうえで規制の適用除外を認められる場合があります.
最近、オーストラリア内務省のほうで日本語のご案内が発行されましたので詳細はこちらをご覧ください。
オーストラリア政府内務省(英語) https://covid19.homeaffairs.gov.au/coming-australia
在日オーストラリア大使館 https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/home.html
オーストラリア首相メディアリリース(英語) https://www.pm.gov.au/media/border-restrictions
オーストラリア政府保健省(英語) https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert#travellers-and-visitors
渡豪、ビザ、出入国に関しては以下にお問い合わせ下さい。
グローバル・サービスセンター
電話 +61 2 6196 0196
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