オーストラリア政府は5月11日に2021年度の予算案を発表しました。2020年度のコロナ危機をうけて注目すべき内容が多く盛り込まれましたが、ここでは主にイミグレーションに関する内容を抜粋いたします。
<海外からの入国規制については2022年半ばより本格的開国を予測>
- 海外からの渡航者については本格的な開国を2022年半ばより検討
- 2週間隔離政策については現状維持とする
- 卒業予定の留学生については2021年後半よりオーストラリアへ入国できるようプログラムとして実施し2022年以降増やして行く予定
- 現在オーストラリアに滞在している留学生は、あらたに重要セクターとして観光やホスピタリティ産業を含めることになり、これらで勤務する学生は408パンデミックビザ申請を可能とするようになる
<国の優先順位>
経済回復が最重要であるため、以下のビザクラスが国としての最優先事項となる
グローバルタレントビザ(858)
雇用主スポンサーの就労ビザ(永住)(186)
投資家ビザ(188)
北半球の状況を検討しても、まだまだオーストラリアへの入国規制は長期的に厳しい状況です。そのため、赴任や必要となる出張をご検討される日系企業の皆様についてはさらなる戦略的な対策が必要と思いますので、ビジネスを長期的にご検討し、企業進出やビザ、そして入国許可申請についてのご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
以下参考として4月に行いましたオーストラリアビザセミナーのビデオとなります
ビデオのご案内 JETROシドニー主催 4月22日(木)オンラインセミナーのご案内「コロナ禍におけるオーストラリアビザと入国許可の最新情報」