<重要>オーストラリア 7月1日より学生ビザの就労条件の変更・卒業後の就労について

オーストラリア政府は2022年まで急速な労働不足もふまえておもに学生ビザ&ワーキングホリデービザの就労制限を撤廃するなど労働不足への重要人材として政策をすすめてきました。世界的にコロナも収束に向かい、この7月1日よりあらたに就労制限について大きな改正があります。

全般として、長期的に政府は今後の人口政策をみすえて、若く優秀な留学生を多く誘致する事で、留学産業の活性化、また、永住への道を緩和することで最終的には人口政策の糧としていきたい状況です。

世界中で現在、優秀な人材獲得競争は激化し、どの国も誘致に真剣ですが、オーストラリア政府はドラスティックに今回留学生を歓迎する形で政策を押しだすことで、将来への長期的労働市場の安定へと検討したい状況です。

また、学生ビザで学位取得後に就労目的で申請する卒業ビザ(Temporary Graduate visa:485) は現行では2年になりますが、国が重要と位置付ける職業に従事する学生はさらに2年延長ができるようになります。

これから留学を検討する学生にとって国の選択をする上で「就労可能」な国は非常に魅力的であり、将来永住を検討する学生にとっても大きな転換期となります。

また、国でも「人材不足の産業」として重要産業をリスト化しており、特に高齢者の介護職や医療系などは今後非常に重要なセクターとなります。

 

1.学生ビザ(500)

1) 2週間に最長48時間労働が可能

コロナ前は40時間までであったものが48時間へ広がります

大学院コース以上の配偶者は以前同様無制限に就労可能です

2) 5月9日時点で高齢者介護職に従事している方

1の制約なく、2023年12月31日まで無制限に就労可能です

移民省サイト ⇒こちらへ

移民大臣のプレスリリース ⇒こちらへ

 

2.卒業ビザ(485) 

対象となる職業に従事している方はさらに2年延長が可能に

通常485で取得可能な485ビザの期間にくわえて、対象となる職業に従事している方はさらに2年延長が可能となります。主に、国が重要と位置づけしている産業や職業となります。

  • two years to four years for select Bachelor degrees
  • three years to five years for select Masters degrees
  • four years to six years for all Doctoral degrees.

485で長期的な就労経験を積むことで、将来永住への道も開けることになります。

 

教育省サイト ⇒こちらへ

対象となる学部や職業リスト ⇒こちらへ

 

7月1日以降に最新情報は発表になりますので、詳しい内容については移民省サイトをご覧ください。