オーストラリア政府は12日(日曜日)にクレア・オニール内務省大臣は声明を発表し、これまで投資額最高であったSIV(上級投資家)ビザは移民政策の見直しによりじきに廃止することを発表しました。
このSIVは「ゴールデンビザ」とも言われ、2012年の開始以来、85%以上の申請者が中国籍でした。また、2015年以降、投資する商品にベンチャーキャピタルなどのファンドが追加されたことから110億ドル以上このプログラムによって投資促進されたことも事実です。
投資面ではよい効果としても実際に永住する申請者には年齢やスキル、英語力を問われない、という点もあり、今後の移民政策を検討した場合、圧倒的に不足しているスキル保持者の増加を見込み、移民として適切な高度人材を誘致したいという方向へ政府は着実に方向転換したい状況です。
また、オーストラリア連邦政府は、来月の予算で移民の上限を3万5千人増やし、19万5000人にすることを発表しました。この増加により、経済全体の技能不足に対処することが期待されています。
オニール氏は、「これは、今年、数千人以上の看護師やエンジニアがこの国に定住することを意味します」と語りました。「歴史上初めて、オーストラリアは多くの熟練移民が選択する目的地ではなくなっている」という懸念も表明し、技術移民者に選択される国へとシフトするべく、このSIVについては時間の問題ということがこの声明で明確化しました。
その為、もしこのSIVビザを検討する場合は、「即刻」申請を検討することが得策、ということが現時点でいえることかと思います。
コロナの状況を通じて、真剣にオーストラリアが移民政策改定が急務というのを肌で感じるニュースでした。
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