アメリカ EB-5 アメリカ国内で申請する場合のメリット①:就労許可&出入国が可能に

アメリカグリーンカードを取得する投資家ビザ(EB-5) は2022年3月の法改正により、アメリカ国内で申請する場合、多くのメリットを受けることが可能となり、申請も急増しています。まだまだ日本の皆様には知られていない為、簡単に解説いたします。

通常、EB-5は申請後、実際に第一段階となる「条件つきグリーンカード」として移住できるまでは3年近くかかります。

審査期間が長期である点は1つ難点でもありますが、既にアメリカビザを保有して居住している方はアメリカ国内でEB-5の申請が可能です。その際に同時にI-485という申請が可能となりました。

このI-485というのはEB-5審査を待機する間①EADという就労許可 ②APという出入国許可取得が可能となり、条件つき2年グリーンカード取得するまでの数年間、①アメリカに居住しながら就労し、かつ②日本との行き来もしながら滞在が可能となりました。

この①EAD ②AP の審査も数か月かかるため、しばらくはアメリカを出国できませんが、取得後は自由度が高まり、数年この恩恵を受けながらEB-5を待機することが可能です

例えば、学生ビザ(F-1)で居住している学生がアメリカ国内でEB-5を申請した場合、このEADを取得すると、グリーンカード取得するまで数年あったとしてもアメリカで自由に仕事をみつけて就労が可能となります。学生ビザ終了後は通常帰国かほかのビザがなければ居住継続が厳しいですが、学生ビザ失効前にEB-5を申請すればEADにつながるため、そのような状況の方に大変現在ニーズが急増し、あるリージョナルセンターのお話ではEB5申請の30%~がアメリカ国内からの申請へと変化しつつあるということでした。

また、ハワイに居住する投資駐在員ビザ(E-2)保有している方がハワイでEB-5を申請した場合、このEADを取得したあとは、実際E-2事業ではなくとも自由に就労が可能となります。

 

参考として英語のコラムはこちらをご覧ください

アメリカ投資家ビザ(EB-5)⇒ こちらへ